コラム
Column
【歯周病】歯周病になりやすいのはどんな人?原因と食べ物との関係
こんにちは。
中間市、中間引野線沿いにある歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」です。
歯周病は、歯の歯周ポケットにプラークが溜まり、歯周菌が発生してしまう病気です。
むし歯同様、歯を失う原因の一つとなっています。
しかも、歯周病は、全身の健康に悪影響を及ぼすことがわかってきています。
今回は、歯周病になりやすい人、歯周病になりやすい食べ物についてお話しします。
歯を失う原因で最も多いのは歯周病
日本人が歯を失う原因 第1位は歯周病です。
2位がむし歯、3位が歯が割れた・折れた・ひび割れによるものです。
若いうちはむし歯による抜歯が多いのですが、年齢が上がるにつれ、歯周病による歯の喪失率が増える傾向にあります。
歯周病は、自覚症状がないまま進行し、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気です。
出典:歯の喪失の原因 – e-ヘルスネット – 厚生労働省 >
歯周病になりやすい人は?
年齢別 歯周病罹患率
- 15-24歳が20%
- 25-34歳で30%
- 35-44歳で40%
- 45-54歳は50%
- 55歳以上は55-60%
高齢になるにつれ、歯周病にかかっている人が多いことがわかります。
喫煙習慣がある方
タバコに含まれる化学物質の中には、免疫力を低下させたり、血流を妨げたりするものがあります。
血流が悪くなると、身体に栄養が届かず、細菌に対する免疫力が低下するので歯周病菌が増えてしまいます。
糖尿病の方
糖尿病になると、抵抗力や組織の修復力の低下が起きるため歯周病が重症化しやすくなります。
血糖値が高いと唾液の分泌量が減り、口の中が乾いてくるので喫煙同様、プラークが付着しやすくなります。
被せ物が歯に合っていない方
被せ物や詰め物が合っていないと、歯に段差ができてしまい、歯ブラシの届かないすき間が生じます。
そのすき間にプラークが溜まることで歯周病になりやすくなります。
歯並びが悪い方
歯並びが悪いと歯と歯の間にすき間ができ、歯石やプラークが溜まりやすくなります。
その結果、歯周病になりやすくなってしまいます。
歯の定期検診を受けていない方
ご自宅での歯磨きだけでは、残念ながら、歯石やプラークを完全に落としきることができません。
定期的に、歯科でプロフェッショナルクリーニングを受けて、磨き残した汚れを落とすようにしましょう。
また、初期の歯周病は自覚症状がないため、ご自身で発見することは困難です。
定期検診を受診して早期発見に努めましょう。
歯周病になりやすい食べ物
お口の中にある食べ物がプラークや歯石に変わると、むし歯菌や歯周病菌といった細菌が繁殖してしまいます。
ネバネバと歯にくっつきやすい食べ物は、歯と歯のすき間に入り込みやすいので歯周病菌が繁殖しやすくなります。
パン、クッキー、ビスケットなどは、歯にくっつきやすいので要注意です。
もちろん甘いものも歯周病が増殖しやすい食べ物に入ります。
食べたらできるだけ早く歯磨きをしましょう。
また、お水でお口の中をゆすぐだけでも効果がありますのでお試しください。
中間市の歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」の院長は、学生時代から歯周病について学んでまいりました。
治療だけでなく、歯周病予防にも力を注いでおりますので、歯周病でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。