
コラム
Column
【歯周病】喫煙で歯周病が悪化する!?歯周病とタバコの関係
こんにちは。
中間市、中間引野線沿いにある歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」です。
「喫煙で、なぜ歯周病が悪化するの?」と思われた方も、いらっしゃるでしょう。
それは、喫煙も歯周病も同じ口の中で起こるため、タバコの影響を受けやすいためです。
ある研究によると、喫煙を習慣にしている人のうち、74.8%の人が喫煙が原因で歯周病になったと報告されています。
(参照:National Library of Medicine「米国における喫煙に起因する歯周炎:NHANES IIIからの調査結果。国民健康・栄養調査」より)
ここでは、タバコに含まれる成分がどのように歯周病に関係するのか、お話しします。
喫煙で歯周病が悪化する!?タバコの有害成分と歯周病の関係
数千種類といわれているタバコの成分のうち、ニコチンやタール、一酸化炭素は、歯周病と深い関係があります。
それぞれの成分が、歯周病にどのような影響を及ぼすのか、みていきましょう。
【ニコチン】
ニコチンには、血管を収縮させたり、血管の流れを悪くしたりする作用があります。
そのため、歯ぐきからの出血が抑えられ、歯周病であることに気づきにくく、重症化につながる場合も考えられます。
【タール】
タールがお口に残ると、プラークや歯石がさらに付きやすい状態になります。
歯周病はプラークや歯石が歯周病菌とくっつき増殖することから起こりますから、注意が必要です。
【一酸化炭素】
一酸化炭素は、ニコチンとともに身体の免疫力を低下させるため、歯周病になると悪化しやすくなります。
また、喫煙で体内のビタミンCが消費され、歯ぐきをつくるコラーゲン不足から、歯ぐきの老化が早くなる場合も。
歯ぐきが老化すると瘦せていき、歯周病になるリスクも高くなるので、気をつけましょう。
歯周病予防には受動喫煙や三次喫煙にも気をつけることが大切です
喫煙による歯周病のリスクは、直接吸い込む主流煙よりも、フィルターを通さずに流れる副流煙の方が高いことがわかってきています。
喫煙をしなくても、喫煙をしている以上にお口や身体へ悪い影響が及ぶ受動喫煙にも気をつけましょう。
また、喫煙でタバコの煙が染みついたものから影響を受ける三次喫煙にも、注意が必要です。
壁やカーテン、カーペットなどには、何週間、何ヶ月もタバコの成分が残っており、その影響は受動喫煙以上ともいわれています。
歯周病の治療や予防は「蓮花寺ニコ歯科クリニック」におまかせください
中間市の歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」では、歯周病と診断された患者様に禁煙をおすすめしています。
歯周病の治療や予防はもちろん、禁煙で歯周病の悪化を防ぎ、お口の健康だけでなく、身体の健康も維持していきましょう。