コラム
Column
【小児歯科】フッ素塗布で歯質を強化 むし歯を予防しましょう
こんにちは。
中間市、中間引野線沿いにある歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」です。
保護者の方は、お子様の歯をむし歯から守るために毎日色々と頑張っておられることでしょう。
お子様の歯をむし歯から守るために、毎日の歯磨きと歯科での定期的なフッ素塗布をおすすめします。
今回は、フッ素塗布がなぜ?むし歯予防に繋がるのか?についてお話します。
フッ素とは
フッ素は、人の身体の中にもあり、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄に次いで多く含まれる成分です。
フッ素には、歯の表面のエナメル質の修復を促進させる働きがあります。
そのため、フッ素を歯に塗布することによって、歯質を強化し、むし歯菌の働きを弱めることができるのです。
子どものむし歯予防のためのフッ素塗布
歯質の強化
お子様の歯は、大人と比べてエナメル質が薄いため、むし歯になりやすく、進行が早いという特徴があります。
フッ素塗布で、歯質を強化し、むし歯になりにくい歯を目指しましょう。
再石灰化の促進
私たちのお口の中では、歯を溶かす「脱灰」と、修復を行う「再石灰化」が繰り返されています。
脱灰とは、むし歯菌が作り出した酸によって、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出てしまうことです。
再石灰化とは、脱灰によって溶け出したカルシウムやリン酸が唾液によって再び歯に取り込まれ、歯が元に戻ることです。
脱灰と再石灰化が同程度に繰り返されている間は、健康な歯が保たれます。
フッ素には、再石灰化を促進する力があるため、むし歯予防に繋がるのです。
酸の抑制
むし歯になる理由の一つに酸があります。
お口に残ったプラーク(歯垢)は、細菌によって酸性化して歯を溶かし、穴を開けてしまいます。
この酸を抑える働きをしてくれるのがフッ素です。
フッ素塗布をすることによって、取りきれなかった歯垢(プラーク)から出る酸を抑えて、むし歯になるのを予防してくれます。
フッ素塗布でむし歯は治せるの?
保護者の方から、時々「フッ素塗布でむし歯治療できるの?」というご質問をいただきます。
残念ながら、フッ素塗布は、むし歯予防のために行うもので、むし歯治療ではありません。
ですが、まだ歯に穴が空いていない、ごく初期のむし歯であればフッ素塗布で修復できる可能性があります。
フッ素塗布の頻度は?
フッ素の効果は、永久的ではありません。
3ヶ月〜6ヶ月ごとにフッ素塗布を行っていただくと、むし歯予防効果が持続しますので、おすすめです。
※お子様のお口の状態により、おすすめの塗布頻度には個人差がありますので、詳しくは当院へご相談ください。
中間市の歯医者「蓮花寺ニコ歯科クリニック」では、お子様の歯をむし歯から守るためのフッ素塗布を行っています。
お子様の歯のお悩みは、何でもお気軽に当院までご相談ください。